こんにちは、YUMAです。
剣道をやっているとよくこんな言葉を耳にします。
「右手打ちになってるぞ!直せ!」
でも、言われた人は直そうと思っても中々治らないことが多いです。
それは、右手打ちになってしまう原因を自分で理解していないからです。
今回の記事では、右手打ちになってしまう原因をまとめたので、どれか当てはまるものがあれば、意識すると右手打ちを直すことができます。
右手打ちになってしまう原因
1.構えているときから右手で竹刀を持ってしまい、左手で握れていない
構えの握りの基本は、左手は小指、薬指に力を入れてしっかりと握り、右手は卵を持つように優しく握ることです。
このように握ることで、正しい打突をすることができます。
それが右手でぎゅっと握ってしまうと、どうしても右手主体になるので右手打ちになってしまいます。
当てはまった人は、構えを見直してみましょう。
2.右手の握り方が間違っている
竹刀の握りの基本は、親指と人差し指でV字ができるように握ることです。
正しくない握りとは、手の形が握りこぶしのようになっていて、親指と人差し指でV字を作れていない握りです。(クソ握りともいう)
右手打ちの人は、右手の握りがこのクソ握りになっていることが多いです。
クソ握りは、先ほどの竹刀を右手で握ってしまうことにも繋がります。
一度、自分の右手の握りを見直してみましょう。
3.左手の握りが間違っている
右手と同様、左手の握りが間違っていると右手打ちの原因になります。
右手打ちになってしまう左手の握りとは、竹刀を横から持ってしまう握り方です。
竹刀を左手で上から握っていないと、力強い打突が打てません。
なので、左手を横から持っている人は打突の力を右手に任せることになります。
これが右手打ちの原因になります。
左手の握りを見直してみましょう。
4.構えたときに右腕が伸びきっている
構えている状態から右腕が伸びきっていると、右手が固定されるので、左手がグラグラして安定しなくなります。
結果、左手が安定しないまま右腕が伸びて突っ張った状態で打突するので、右手打ちになってしまいます。
右腕は、適度に曲がるようにしましょう。
5.打突時に左腕が曲がっている
打突時の理想は、右腕と左腕が共にピンと伸びている状態です。
右手打ちの人は、打突時に左腕が曲がっている人が多いです。
左腕を伸ばすことを意識することで、自然と右手が引っ込むので、右手打ちを直すことができます。
当てはまる人は、まずは素振りから左腕を伸ばすことを意識しましょう。
6.打突時に左手が内側に入ってしまう
右手打ちの人は、右手でかぶせるように打突してしまうことが多いです。結果、左手が中心から外れ、体の右側に寄ってしまいます。
なので、打突時に左手が体の中心になるように意識することで、右手打ちを直すことができます。
7.右に向かって跳んでいる
打突時に、正面ではなく少し右に向かって跳ぶのも右手打ちの原因になります。
右寄りに跳ぶことで相手が自分から見て左側にずれるため、右手を無理やり入れて打つことになります。
これをやる人は、基本打ちなどで打突後に抜けやすいように右寄りに跳ぶのですが、良くないのでやめましょう。
正面に跳んでぶつかったら元立ちが悪いので気にしなくて良いです。
まとめ
右手打ちになってしまう原因について、できるだけあげてみました。
右手打ちは構えに起因していることが多いので、構えから見直してみるのが良いと思います。
構えは剣道において非常に大事です。構えが悪いと、全て悪くなります。
逆に、構えが良ければ全部良くなります。構えを見れば、その人の実力が分かるとよく言われます。強い人は、構えを見るだけで強いとわかりますからね。
上達するため、頑張りましょう。