はじめに
こんにちは、YUMAです。
大人から剣道を始める方って、結構いるんですよね。
動機は、「何か運動したい!」とか「子供が始めたから一緒に始めてみようかな?」とか色々あります。
今回は、大人から剣道を始めるのってぶっちゃけどうなの?という疑問に答えていこうと思います。
剣道は大人から始めても高段者になれる
結論から言います。
剣道は、大人から始めても高段者になることができます。
高段者とは、四段以上の人を呼ぶことが多いです。
僕の周りにも、大人から始めて四段、五段、六段持ちの高段者になってる人が沢山います。
40歳くらいから初めても、六段、七段を目指すことができます。
それくらい、大人からでも成長できるのが剣道です。
剣道が大人から始めても大丈夫な理由
剣道を大人から始めても大丈夫な理由は大きく2つあると考えます。
- 運動神経があまりいらない
- 体力がなくてもできる
1.運動神経があまりいらない
剣道は、スピードがあまり重要視されません。もちろん若い人はスピードが大事ですが、大人になるにつれてその重要性は下がっていきます。
剣道で大事なのは打突のスピードではなく、打突までの過程です。いかに相手を崩してから打突するかが重要なのです。
相手を崩すのに、スピードも運動神経も必要ありません。必要なのはしっかりとした構えと攻め、気位なんです。
そして、剣道は決して沢山打てば良いわけではありません。一本の打突をしっかり打つことが重要です。
しっかりした打突をするのには体幹が大事ですが、これも運動神経は必要ありません。体幹は鍛えれば誰でも身につきます。
そして、何より稽古を積めば剣道の動きが自然と体に身についていきます。
2.体力がなくてもできる
剣道は、80歳とか90歳のおじいちゃんおばあちゃんでも若い人を相手に稽古することができます。
おじいちゃん剣士は、激しい動きをしません。じっと構え、ここぞというときだけ「バッ!」と打突します。
なので、体力のないおじいちゃんでも若い人を相手に稽古できるんです。
大人の剣道は、こんな感じで構え合ってる時間が長く、あまり打突しません。沢山打突することは、機会をうまく捕らえられていないことを表し、良しとされないんです。
始めたてのころは少しの稽古でも全身がキツイかと思いますが、稽古を積めば慣れてくるので安心してください笑。
高段者になれるまでの時間
大人から始めても、誰でも高段者になれると思いますが、四段以上をとるにはやはりそれなりの時間がかかります。
四段取得までに、早くて7〜8年かかります。
まず、1級をとるのに1年〜2年ほどかかります。
1級を取ると初段、二段〜と受けることができるようになります。
しかしここで注意なのが、初段を取得したら1年待ち、二段を取得したら2年待ち〜と、段を取るごとに審査を受けられない年数が増えていくこと。
これが、段位取得に時間を要する原因です。
段位に関する詳しいことは、こちらの記事に書いてありますので参考にしてください。
剣道の段位は何段からすごい?経験者が解説します。 - YUMA OFFICIAL BLOG
大人から剣道を始める人が留意すべきポイント
- 力が入りやすい
- 勝負勘が掴みづらい
1.力が入りやすい
これは大人から始めた人ほぼ全員に当てはまるのですが、大人から始めた人は力が入りやすい傾向があります。
剣道は肩、肘、手首が柔軟に動くことで、自然でしなやかな打突ができるのですが、大人から始めた人は力が入ってしまい不自然な動きになってしまうことが多いです。
じゃあ力抜けばいいじゃんと思うかもしれませんが、これが難しいんです。力を抜くには、稽古あるのみです。
2.勝負勘が掴みづらい
勝負勘とは、「今なら打てそう」とか「相手が出てきそう」とかいう、勝負に勝つための感覚です。
子供から剣道をやっている人は、学生時代に練習試合や大会で試合を多く経験しているので、この勝負勘が良いです。
しかし大人から始めた人は、そんなに試合経験を多くは積めません。たまに大会に出るくらいで、練習試合とかをやることはほとんどないと思います。なので、勝負勘を鍛えるのがとても難しいです。
大人が勝負勘を鍛えるには、地稽古(試合のようにやる稽古)でしっかりと攻め合いを意識することが重要だと僕は考えます。
まあ、勝負にこだわらない人は気にしなくて良いです笑
まとめ
剣道は大人から始めても十分上達でき、歳を取っても続けられる素晴らしい武道だと思います。
全身運動なので体全体を動かせますし、いくらでも大声を出して大丈夫なので、ストレス発散にもなります。
是非、剣道始めてみましょう!
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