舞台「吼える」を観劇しての感想(ネタバレあり)

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はじめに

こんにちは!YUMAです。

 

さて、今回は僕の大好きな女優「能條愛未」さんの出演する舞台「吼える」の東京千秋楽を観劇してきたので、その感想をここに記したいと思います!

 

拙い文章ですが、よかったら読んでみてください!

 

劇場

会場は渋谷にある「CBGKシブゲキ!!」。キャパは242人。

僕の座席は、なんと最前列の真ん中やや上手側

俳優さんの呼吸を真近で感じられる席でした。

 

終演後に舞台の写真撮影OKとのことだったので、席からの景色を載せておきます。

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あらすじ

この舞台のあらすじを書いておこうと思います(ネタバレ注意)。

 


東京の港を出た船「鯨(くじら)」は、瀬美(清水一輝)率いる黒ずくめの集団にシージャックされます。乗船していた客と乗務員、船長の10名が人質となり、3日後に殺すという宣告を受けます。しかし、この船の乗客は皆、死にたいという願望を持った人達でした。物語後半で、瀬美は重い病気を患っていて余命が残りわずかということ、最愛である真心(能條愛未)を自殺で亡くしていたことが明かされます。このシージャックは、自殺願望を持つ人を救うために行われたものだったのです。瀬美は自殺願望のある人たちへ、命の大切さ、自分の大切さを伝えます。瀬美はその直後に息を引き取り、真心の元へと行くのでした。

 

感想

この作品のテーマは、「」です。自分が生きることの意味を、改めて感じさせてくれる作品でした。

 


最も印象に残っている台詞は、瀬美の「自分を大切にしなければ、人を幸せにはできない」という台詞。

当たり前のように見えて、実は忘れていた考え方だなと思いました。

 

また、「パソコンやスマホが発達した今こそ、直接見たもの、感じたものを大切にするべき」という言葉も心に刺さりました。確かに、現代はインターネットでいつでもどこでも繋がることができます。だからこそ、直接会うことをより大切にしなければならないと思いました。

 

命という重いテーマながら、物語はシンプルで非常にわかりやすく、すっと頭に入ってきました。

 

演技について

演技についてはあれこれ言えるほどの知識も経験もないですが、皆さん、本当に上手だなと感じました。人質に取られて銃を向けられるシーンでは、その緊張感がビシビシ伝わってきました。


というか、最前なだけあって女優さんを真近で見れたんですが、みんな綺麗で見とれてしまった笑。田野優花ちゃんは元アイドルなだけあって可愛らしいお顔ながらも、声も非常に魅力的だなと感じました。

 

主演の清水一輝さんは小顔で体のバランス最高でかっこよかった!演技も瀬美という人物の性格、抱えている思いがストレートに伝わってくるものでした。なんと言ってもラストのクライマックスシーンの演技は圧巻でした!

 

雨上がり決死隊の宮迫さんが鯱という人殺しを演じていたのですが、感情の変化を少しの動作や表情で自然に表現していてすごいなあと思いました。普段芸人の宮迫さんしか見てないので驚きましたね笑


そして、能條愛未さん!!出てきた瞬間「やっぱかわええ!」と心の中で言ってしまった笑。久しぶりに見たら、さらに大人の美しさが増してましたね。

 

今回能條さんが演じる「真心」は、日に日に体の機能が弱っていく重い病気を患った女性。普段大きな苦しみを感じて生きつつも、瀬美の前では笑顔を見せる。そんな綺麗な心を持った真心を、能條さんは完璧に演じていたのではないでしょうか。

 


真心のような女性を演じる能條さんを見たのは初めてだったので、また新たな女優としての一面を見ることができました。能條さん、見るたびに女優としての力が上がっているように感じます。演技の自信というものも、以前よりさらに感じることができました。これからさらに大女優として成長していくのが本当に楽しみですね!

 

さいごに

舞台「吼える」、様々な世代の人に伝わる、本当に素晴らしい舞台でした。人生について、改めて考えさせてくれました。これからの人生で辛いことがあったときは、この舞台を思い出してみようと思います。ありがとうございました!