こんにちは、YUMAです。
小学一年生から剣道を始め現在歴16年、四段持ちです。
剣道の段位って、やってない人からすると何段がどれくらいすごいのかわからないですよね。
そこで、剣道をやっていない人にも段位の実力がわかるように解説します。
剣道の段位の取得条件
剣道の段審査を受けるには、審査を受ける条件を満たしている必要があります。
この条件がとても重要です。全日本剣道連盟のホームページに詳しい条件が記載されていますので引用します。
剣道の段位審査の受検条件
- 初段 一級受有者で、満13歳以上の者
- 二段 初段受有後1年以上修業した者
- 三段 二段受有後2年以上修業した者
- 四段 三段受有後3年以上修業した者
- 五段 四段受有後4年以上修業した者
- 六段 五段受有後5年以上修業した者
- 七段 六段受有後6年以上修業した者
- 八段 七段受有後10年以上修業し、かつ、年齢46歳以上の者
では、この条件を詳しく見ていきます。
段位を取得したら、その段位の年数分待たなければ次の段を受けることができない
剣道の段位は、将棋などのようにポンポンと上がっていくものではありません。
例えば初段を取得した場合は、二段を受けるのに1年待つ必要があります。四段を取得した場合は、次の五段を受けるのに4年待つ必要があります。
ただ八段だけは例外で、七段取得から10年待つ必要があります。
なので、高段位を取得するにはそれなりに年齢を重ねなければならないわけです。
剣道をやっていない人は、ほとんどこの条件を知らないのではないでしょうか。
各段位の取得可能年齢
では、段位はそれぞれ最速で何歳で取れるのかまとめていきます。
全日本剣道連盟の条件にそって初段から八段までの最速取得年齢を書いていきます。
- 初段 13歳 (中学1年生)
- 二段 14歳 (中学2年生)
- 三段 16歳 (高校1年生)
- 四段 19歳 (大学1年生)
- 五段 23歳
- 六段 28歳
- 七段 35歳
- 八段 45歳
なんと、初段を取得してから八段を取得するのに最速でも32年かかります。八段を取得するには、相当な修行が必要になるわけです。
で、このリストを見てわかったと思いますが、段位で大体いつまで剣道やってたかがわかります。
例えば二段だったら中学生まで、三段だったら高校生までやっていた可能性が高いです。
剣道の段審査はどれくらい難しい?
さて、ここで気になってくるのが、剣道の段審査の難易度ってどうなの?合格率ってどれくらいなの?ということです。
以下に段位ごとの大まかな合格率をまとめます。
- 初段 80〜90%
- 二段 60〜70%
- 三段 40〜50%
- 四段 30〜45%
- 五段 20〜30%
- 六段 10%
- 七段 8〜10%
- 八段 1%
初段、二段、三段は、普通に部活などで稽古してればほぼ誰でも取得することができます。
なので、三段持ちまではぶっちゃけそこまですごくないです。「高校生まで剣道頑張ってたんだなー」っていう程度です。
しかし、四段以降は合格率が急に落ちていきます。
高校卒業後も剣道を続けてて、まあまあ強い人が四段の合格ラインかなという感じです。
大人から始めた人は、この四段が1つ目の壁になってきます。若い人と比べて、年齢が高めの人の合格率は低めになっています。
そして、五段以降合格率はさらに下がっていきます。
見てわかる通り、八段は圧倒的に合格率が低いです。なので、七段の先生はたくさんいても、八段の先生は結構少ないです。稽古でお目にかかるのもなかなかありません。
もはや仙人ですね、八段は。
まとめ
剣道の段位についておわかりいただけたでしょうか?
四段が高段者の入り口と言われているので、四段以上を持っていたらその人はなかなかのやり手ってことです。
しかし、剣道の段位はその人の強さを直接表しているわけではありません。
三段の高校生でも、四、五段の人より強いことはよくあります。スピードとか違いますしね。
段位は、あくまで目安として見るのが良いでしょう。
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